成長期になり部活動で運動する時間や頻度が増えた。または、中学や高校に上がり練習などの強度が上がったという成長期の方。股関節に痛みはないでしょうか。
今回は成長期に股関節で起きやすいけがをわかりやすく解説していきます!
解説している人
- 日本スポーツ協会認定資格保持者
- プロスポーツチーム帯同を経験
- その他健康等に関する資格も保有
成長期に股関節で起きやすいのは剥離骨折!?
そもそも剥離骨折とは・・・
筋肉や健、靭帯などが骨にくっついている部分に引っ張られる大きな力が加わり、骨が引きはがされることで起きる骨折のこと。
※正式には「裂離骨折」というが、一般には裂離骨折と言われることが多い。
股関節には多くの筋肉があり、それらの筋肉は骨突起と呼ばれる、少し飛び出ているような骨に付着していることが多い。
骨突起は解剖学的に脆弱であり、剥離骨折が起きやすい部位となっている。
骨折が起きやすい骨の名称と原因となる筋肉
骨折が起きやすい骨は4カ所あります。
それは・・・
- 上前腸骨棘
- 下前腸骨棘
- 座骨結節
- 腸骨稜
上記は発生頻度の高い順に並べています。
それでは一つずつ場所の説明と原因となる筋肉を説明していきます!
それぞれの場所と原因となる筋肉
発生頻度の高い順に解説していきます。
1.上前腸骨棘:股関節前面にあり簡単に触ることができる。
原因となる筋肉:縫工筋、大腿筋膜張筋
ダッシュ、ジャンプ、ストップ、キックなどのスポーツ動作中に急に痛みを感じ発生する。
2.下前腸骨棘:上前腸骨棘の少し下にあるが触りにくい
原因となる筋肉:大腿直筋
上前腸骨棘と同様に発生。
3.座骨結節:おしりにある骨で、座るときにあたる骨。
原因となる筋肉:ハムストリングス
スタートダッシュやハードルのジャンプ、キック時に発生。
4.腸骨稜:腰のとこにあるカーブしている骨
原因となる筋肉:内・外腹斜筋
柔道や相撲での投げ動作、野球の空振り、スタートダッシュ時に発生
以上が骨折部位と原因となる筋肉になります。
まとめ
成長期に股関節に痛みがあれば骨折を疑う必要もあるかと思います。
今回紹介した怪我のみではなく股関節に起きるけがはかなり多く存在しています。
また、筋肉名前も紹介しましたが、名前のみの紹介になっているため、他のけがも含めて今後の記事にて詳しくご紹介いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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